「からだは嘘をつかない」は心と身体の関係について理解するためにとてもオススメの一冊です。
この本を読むと、症状と心理状態についてのことを学ぶことができます。
そもそも心と体のつながりって何なのか?ということから説明していきますね。
心と身体はつながっている?
よく、心と身体はつながっているということを聞くと思いますが、大抵が自律神経に関しての話がほとんどです。
自律神経は交感神経と副交感神経のことですが、この二つのバランスが崩れることによって、それが病気を引き起こす。
このバランスが崩れる原因となるのが、ストレスです。

つまり、ストレスが原因で自律神経のバランスが崩れるので、自律神経を整えることによってストレスのケアをしようということです。
ストレスが心で、自律神経が身体のことを表しています。
これも確かにその通りですが、これだけでは情報が不足していると思いませんか?
ストレスが身体に与える影響というのは必ずあります。
それを踏まえた上で、
どんなストレスが、身体のどこに影響を与えるのか?
これが分かると本当の意味での心と身体の関係というのが見えてきます。
むしろ、これを知らずして、心と身体がつながっているとは言えないと個人的には思います。
この、「からだは嘘をつかない」は、症状とそれに関する心理的な状況を分かりやすく書いています。
これを読むことによって、心と身体のつながりに深く気がつくことができます。
かなり参考になることがありました。
その中でも特に興味を引いたところをご紹介します。
統合失調症の人は風邪をひかない
これを読んだ時には、「へー」、ぐらいの感じだったのですが、統合失調症の方が約500人ぐらいいるような病院で作業療法士として働いている人に聞いてみたら、衝撃の回答が。
「確かにほとんどいませんよ。」

この本に対する信頼が高まった瞬間でした。
さらにこの本には、統合失調症の人が風邪を引くことで、統合失調症からの回復の兆しと見做すことができるとあります。
これも聞いてみると実際にそのようです。
いやー、面白い!
興味持った人は是非読んでみてください。
この本の著者のアレクサンダー・ローエンの考え方は、ボディートークの施術で行う感情解放の考え方のモデルともなっているようです。
是非、ボディートーカーの皆さんにも読んでもらえると理解が進むとともに、新しい発見もあると思います。
ボディートークの感情解放のテクニックの概要です。
身体には感情を溜め込むということを前提に、身体のどこ(内臓や内分泌、その他の身体のどこにでも)に、どんな感情があるのかを探し出し、それを取り除くというものです。
このテクニックはボディートークの施術でも頻繁に出てくるテクニックです。
なかなか解消できない感情を持っていてお困りの方は、症状の原因となっている背景を知りたい方は一度ボディートークの施術を受けてみることをオススメします。