こんにちは!東京都千代田区一番町でボディートークの施術士として活動している樋渡です。
先日、マインドスケープというセミナーに参加してきました。
脳波をα波の状態にコントロールして、右脳の持っている直感をフル活用できるようにトレーニングしていくプログラムです。
非常に面白いセミナーなので興味がある方は是非参加していただきたのですが、今回は右脳と左脳の違いについてです。
目次
右脳と左脳の違い
右脳と左脳は違う働きをしています。
よく右脳は女性的、左脳は男性的とも言われますよね。
左脳 | 右脳 |
男性性 | 女性性 |
言語 | イメージ |
過去・未来 | 現在・この瞬間 |
分析 | 直感 |
改善の欲求 | 現状維持 |
他にもありますが、だいたいこのように分類されます。
個別に詳しく説明していきますね。
男性性と女性性
左脳が男性的で、右脳が女性的ということがよく言われていますよね。
これは男性は左脳が優位で、女性は右脳が優位にということですが、実際にはっきりと切り分けられるものではないので、男性であっても右脳が優位で女性でも左脳が優位ということはありえます。
ですが、全体像としてみると、だいたい男性は左脳が優位で女性は右脳が優位になりやすいです。
言語とイメージ
左脳が言語を司り、右脳はイメージで物事を捉えます。左脳がしっかりと機能していることで、右脳がイメージしたことを言葉にすることができます。
過去・未来と現在・この瞬間
過去や未来に執着するのは左脳で、今この瞬間に集中した状態が右脳です。
なので、過去の出来事を今もずっと引きずっていたり、未来に起こりもしないようなことを心配し続けているというのは、左脳が優位な状態です。
子供を見ているとよく分かるのですが、子供達は遊びだしたら今に夢中ですよね?うちの子も滑り台で遊びだしたらずっっっっと、遊んでいます。「もう帰ろうよー」と言ってもずっとやり続けます。これはまさに右脳が優位な状態ですね。
分析と直感
左脳は過去の情報から分析するのが得意で、右脳は根拠がなく直感的に「こんな気がする」というような感覚で判断します。
改善の欲求と現状維持
左脳は、どんどん自分を向上させることを好みます。
なので、例えば個人事業主で売上目標を月に50万円にしたとして、それを達成したら次は100万、200万、1000万と、どんどん求めていくのが左脳タイプであり男性的な考え方です。
さらに「なんか楽しいことないかな?」と言って常に楽しいことや新しいことを求めているのも左脳タイプです。
右脳は、現状維持を好みます。
同じ個人事業主でも、50万の売上を達成したらどんどん追い求めていくのではなく、自分の今の状況の中で家庭や仕事のバランスが崩れないようにして、50万を維持しようとします。これは女性的な考え方でもあります。
ポイントはバランスが良いこと
この表を参考に自分はどちらに当てはまるかを考えてみると、全部左脳もしくは全部右脳という方はあまりいないと思います。
もしかしたらいるかもしれませんが、大抵の場合は、シチュエーションによって左脳タイプと右脳タイプと分かれるのではないでしょうか?
ただ、ここで言いたいのは、右脳がいい、左脳がいいというわけではなくどちらもバランスが取れているという状態にあるのが理想です。
過去や未来に執着し過ぎると今何をすべきかが分からなくなりますし、今を楽しむことに全力を注いで将来のことを一切考えずにお金を使ってしまってもいけないですよね?
右脳と左脳のバランスが取れているということが重要です。
そうすることで、思考や意識が健全な状態になり、それが肉体の健康にもつながります。
左脳に脳卒中が起きた脳科学者
ここで、左脳が脳卒中になってしまった脳科学者の方を紹介します。
ジル・ボルト・テイラーさんという方です。
朝起きたら左脳から出血があり、左脳の機能が失われてしまった時の話をされています。
さすが、脳科学者ということもあり、左脳と右脳に関しての端的な説明とご自身の体験を興味深く話してくれています。
18分を超える動画ですが、日本語の字幕がありますし、話に引き込まれるので一気に見ることができます。
右脳と左脳の働きに関して話していることを一部抜粋させていただきます。
とても分かりやすいです。
右脳
右脳にとっては「現在」が全てです。「この場所、この瞬間」が全てです。
右脳は映像で考え、自分の体の動きから運動感覚で学びます。情報はエネルギーの形をとって全ての感覚システムから同時に一気に流れ込み、この現在の瞬間がどのように見え、どのように臭い、どういう味がし、どんな感触がし、どう聞こえるかが巨大なコラージュになって現れるのです。
右脳の意識を通して見ると私という存在は、自分を取り巻く全てのエネルギーと繋がった存在なのです。右脳の意識を通して見た私たちという存在は一つの家族として互いにつながっているエネルギー的存在です。
今この場所、この瞬間私たちはこの地球上で共に世界をより良くしようとしている兄弟姉妹です。
この瞬間に私たちは完璧であり、完全であり、美しいのです。
左脳
私たちの左脳は直線的、系統的に考えます。左脳にとっては、過去と未来が全てです。左脳は現在の瞬間を表す巨大なコラージュから、詳細を拾い出しその詳細の中からさらに詳細についての詳細を拾いだすようにできています。
そしてそれらを分類し、全ての情報を整理しこれまで覚えてきた過去の全てと結びつけて将来の全ての可能性へと投影します。そして左脳は言語で考えます。継続的な脳のしゃべり声が内面の世界と外の世界とをつないでいます。
その小さな声が私に囁きます。帰る途中で、「バナナを買うのを忘れないで」「明日の朝いるから」計算的な知能が洗濯をするよう思い出させます。
しかし最も重要なのはその小さな声が私に「私がある」と言うことです。そして左脳が「私がある」と言った途端、私は切り離されるのです。
私は一人の確固たる個人となり周りのエネルギーの流れから離れ、周りの人から分離されます。
右脳は、すべてと繋がっているという意識があります。
この感覚が強くなればなるほどお互いの境界線がなくなってしまい、他人との距離感が上手く測れなくなってしまうということもあります。
左脳が働いていることによって、「私」という認識が生まれます。
これがあまりにも「私」という存在が周囲から分離してしまうと孤独感が強くなってしまい、自分は一人だ、孤独だという意識が強くなってしまいます。
このようにどちらかだけの感覚が優位になってしまっても、日常生活に支障をきたしてしまいます。
だからこそ、どちらもバランス良く働いている状態というのが理想になります。
全部見ることができないという方は、動画の14分頃からみると感動ですよ。
「奇跡の脳」というタイトルで本も出ています。
私も注文したので、今から読むのが楽しみです。
まとめ
右脳と左脳には違う働きがありますが、どちらかに偏ることなくバランス良く働く状態を保つことが理想ですよ。
ボディートークアクセスセミナーでは、もっと詳しい脳の話や左右の脳をバランス良く働かせる方法についてもお伝えしています。
脳に興味がある方は是非いらしてくださいね!